障がい者雇用の今後と我々が担う役割とは?
障がい者雇用は、企業が「義務だからやるもの」ではなく、多様な人が活躍できる組織づくりの一部として自然に根づいていくことが理想だと考えます。
我々支援者としては、その自然さを企業と本人の間に育てていく役割があると考えます。障がいのある人が安心して働ける環境は、特別なものではなく、「誰にとっても働きやすい環境につながる視点」もあり、支援者は、その気づきを企業に届ける翻訳者のような存在でもあると思います。
働く場における合理的配慮は難しい言葉に聞こえますが、実際は「その人が困っている部分を理解し、働きやすい形に整える」ことを指すものだと思います。支援者は、その困りごとを丁寧に言語化し、企業と共有する橋渡しを担うものでもあります。
採用後の定着支援では、本人が抱えやすい悩みやつまずきをキャッチし、事案によっては企業側にも状況等を共有し、双方が無理なく続けられる関係を整えていくことを調整していきます。また、必要な配慮やコミュニケーションの工夫などを提案することで、企業の不安感を軽減することにもつながると考えます。
障がい者雇用がうまくいくと、企業の中に「多様な人が働くのは当たり前」という空気が生まれることにも期待ができます。支援者は、その当たり前をつくるための伴走者として、長期的に関わっていくこととなります。
企業・本人・支援者の三者が同じ方向を向き、「この職場で働けて良かった」と思える関係を築くことが、支援者として目指すべき未来だと考えます。
総合就労支援センターCAP:吉田志信
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