就労移行支援事業所とは?そして、「あるば」とは?
当所、「就労移行支援事業所あるば」は、平成18年10月に就労移行支援事業をスタートしています。その後、平成25年3月にあるば札幌を開設し、あるばとしての実践は、19年が経過したことになります。
この間に、就労定着支援事業や就労選択支援事業など、就労分野には様々な事業が追加され、地域によっては社会資源として充実が図られることにも繋がりました。
あらためて、就労移行支援事業所はどのようの機能なのかを、この間を振り返りながら、お伝えしたいと思います。
就労移行支援事業所は、障がいのある方が「働きたい」という思いを実現するためにサポートする福祉サービスです。名前だけ聞くと少し堅い印象がありますが、実際は〝働くことに向けた特化型のサポートの場〟であります。
就労移行支援事業所は、平成18年(2006年)10月に全面施行された「障害者自立支援法」によって創設された障害福祉サービスです。これまでは、障がいの種類ごとに分かれていた支援体系を一本化し、働くことを希望する障がいのある人が、より公平に必要な支援を受けられるようにする目的で整備されました。
平成18年4月に法律の一部が先行施行され、この年の10月に全面施行されることで、就労移行支援を含む「訓練等給付」が正式にスタートしました。これにより、身体・知的・精神など、障がい種別に関係なく、就労に向けた訓練や支援を受けられる仕組みが整えられました。
背景には、平成15年から導入されていた「支援費制度」の課題(地域差の大きさや精神障がい者が対象外であったことなど)があり、より透明で公平なサービス提供を実現するための制度改革として位置づけられています。
こうした流れの中で誕生した就労移行支援事業所は、障がいのある人が一般企業で働くための準備を行う“就労支援の中核”として、全国に広がりました。
当所については、就労移行支援事業の開始に伴い、ビジネスマナーやコミュニケーションの練習、パソコンスキルの習得など、社会人・職業人として必要な基礎力を身につけるための、様々なプログラムを提供してきました。
さらに、企業での実習(インターンシップ)を通して、自分に合った仕事を探したり、働くイメージをつかんだりすることができる取り組みも行っています。。実習先は当所と企業が連携しているため、一人で就活を進めるよりも安心感を持てると思います。また、履歴書の書き方や面接練習など、就職活動そのもののサポートも受けていただくことができます。
当所が提供するサービスとしての大きな特徴は、就職して終わりではなく、その後の定着支援も、様々な就労定着支援に関する事業を絡めて行っている点となります。働き始めてからの悩みや不安を相談でき、必要に応じて企業との間に入って調整したり、長く働き続けるための心強い味方になるかと思います。
「働きたいけれど自信がない」「何から始めればいいかわからない」「自分に合う仕事が見つからない」そんな思いを抱えている人にとって、就労移行支援事業所は大きな助けになる存在だと思います。まずは見学や体験から始めてみることで、自分に合った働き方への一歩を踏み出せることもできると思います。
ブログの冒頭で、〝働くことに向けた特化型のサポートの場〟という表現をしましたが、その他にとしても、以下のように、個々のニーズに合わせた機能も持ち合わせています。
・「働く力を育てるためのステップアップの場」
・「就職に向けて準備を整えるためのサポートの場」
・「自分らしく働くための基礎づくりをする場」
・「仕事に向けて心とスキルを整える場」
・「社会に踏み出すためのトレーニングの場」
・「働く自信を積み重ねるための場」
・「就職への道筋を一緒に作っていける場」
働くことに向けた準備は、選択肢のひとつとして、一人で進めるよりも専門的な支援を受けながら取り組むことで、より確実に、より自分らしく進めていくことができると思います。当所では、これまでの経験を活かしながら、利用される方一人ひとりに合わせた支援を行っています。まずはお気軽にご相談いただき、働く未来を一緒に描いていければと思います。
総合就労支援センターCAP:吉田志信
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